【新刊】大橋崇行・山中智省編著『小説の生存戦略-ライトノベル・メディア・ジェンダー』青弓社

2020/05/21

2006年5月の設立以来、14年にわたりライトノベルを対象とした研究を続けてきた当研究会の「到達点」「集大成」となる新刊『小説の生存戦略-ライトノベル・メディア・ジェンダー』が、2020年4月28日に青弓社より発売されました。ご興味のある方はぜひ、お手に取ってご覧頂ければと思います。

https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787292551/

【紹介】

映画、マンガ、アニメ、ゲーム、テレビドラマ、ウェブサイト――活字で書かれた小説でなくても、現代文化では様々なメディアを通じて物語が発信され、受容されている。多様な表現ジャンルの価値がフラットになるいま、小説にはどのような可能性があるのか。

現代の小説の枠組みを確認するために、マンガやアニメ、ゲームなどのサブカルチャーを雑食的に取り入れて発展・成熟を遂げてきたライトノベルの方法や様式を検証する。そのうえで、ジャンル間を越境してコンテンツを接続するメディアミックスのあり方、図書館や教育での小説の位置、ジェンダーや2・5次元との関係性などを照らし出す。

小説が現代の多様な文化のなかで受容者を獲得し拡張する可能性、サバイブする戦略を、多角的な視点から解き明かす。

【目次】

はじめに 大橋崇行

第1部 拡張する現代小説

第1章 現代文芸とキャラクター――「内面」の信仰と呪縛 大橋崇行
 1 マンガを小説で表現する――恩田陸『蜜蜂と遠雷』
 2 直木賞における評価と作中人物の「内面」
 3 現代文芸におけるキャラクターの越境

第2章 キャラクター化される歴史的人物――「キャラ」としての天皇・皇族の分析から 茂木謙之介
 1 歴史と物語、現在における切断
 2 特異「キャラ」としての近代天皇
 3 平成末期、天皇キャラの乱舞

第3章 霊感少女の憂鬱――ライトノベルと怪異 一柳廣孝
 1 ラノベと怪異
 2 ラノベ独自の「怪異」表象とは何か
 3 「霊感」と「霊感少女」の起源
 4 ラノベのなかの「霊感少女」たち

第4章 「太宰治」の再創造と「文学少女」像が提示するもの――『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ 大島丈志
 1 『ビブリア古書堂』シリーズと太宰治『晩年』
 2 「断崖の錯覚」の再創造
 3 太宰治「断崖の錯覚」から『ビブリア古書堂』シリーズへ
 4 『ビブリア古書堂』シリーズと「文学少女」が提示するもの

コラム ライト文芸 大橋崇行

コラム ウェブ小説からみる出版業界の新しい形 並木勇樹

コラム 中国のネット小説事情――「起点中文網」のファンタジーカテゴリー「玄幻」を中心に 朱沁雪

第2部 創作空間としてのメディア

第5章 遍在するメディアと広がる物語世界――メディア論的視座からのアプローチ 山中智省
 1 「読んでから見るか、見てから読むか」の現在
 2 多様で複雑なライトノベルをめぐるメディアミックス
 3 「アダプテーション」が発生するポイントはどこか

第6章 三つのメディアの跳び越えかた――丸戸史明『冴えない彼女の育てかた』を例に 山田愛美
 1 「会話劇」としての『冴えない彼女の育てかた』
 2 挿絵の活用
 3 アニメとの比較

第7章 学校図書館とライトノベルの交点――ライトノベルは学校図書館にどのような可能性をもたらすのか 江藤広一郎
 1 中学・高校図書館とライトノベル
 2 これまでの教育空間とライトノベル
 3 今後の学校図書館とライトノベル
 4 ICT教育とライトノベル

コラム 学校教育を取り込むライトノベル 佐野一将

コラム ライトノベルで卒業論文を書く人へ――「ぼっち」がメジャーになる瞬間 須藤宏明

コラム ラノベ編集者の仕事 松永寛和

コラム VRがもたらす体験 山口直彦

コラム ライトノベルとメディアミックス――特にアニメ化について 芦辺 拓

第3部 文化変容とジェンダー

第8章 ライトノベルは「性的消費」か――表現規制とライトノベルの言説をめぐって 樋口康一郎
 1 ライトノベルの表紙は「暴力」か
 2 オタク文化と表現規制
 3 表現規制の問題点
 4 表現規制問題を批評するライトノベル
 5 PC/SNS時代の「公共」

第9章 「聖地巡礼」発生の仕組みと行動 金木利憲
 1 聖地巡礼とはどのような現象か
 2 ビジュアル情報と聖地巡礼

第10章 少女小説の困難とBLの底力 久米依子
 1 少女小説の直面する困難
 2 現代日本と少女小説のルール
 3 新たなモード
 4 BLという可能性

第11章 繭墨あざかはなぜゴシックロリータを着るのか――衣装で読み解くライトノベルのジェンダー 橋迫瑞穂
 1 『ブギーポップ』シリーズにおけるマントと帽子
 2 「炎の魔女」とブギーポップ
 3 ゴシックロリータとジェンダー
 4 「子宮」とゴシックロリータ
 5 ジェンダーを攪乱する衣装

コラム 2・5次元舞台 須川亜紀子

コラム 魔法少女アニメとライトノベルの魔法 山内七音

座談会 ライトノベル研究のこれまでとこれから 一柳廣孝/久米依子/大橋崇行/山中智省
 1 ライトノベル研究会はなぜ始まったのか
 2 『ライトノベル研究序説』から『ライトノベル・スタディーズ』へ
 3 二〇一五年以降の動向
 4 研究のこれから

おわりに 山中智省

なお、同書をもって本研究会はその活動を閉じる予定となっております。こちらのブログについては今後とも存続予定ですので、引き続き、どうぞよろしくお願い致します。

【文責:山中】


新刊情報(研究会関連書籍)

2020/03/25

【3月24日発売】

『怪異の表象空間―メディア・オカルト・サブカルチャー』

一柳廣孝著/国書刊行会

https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336065773/

[内容紹介]

日本の近現代は怪異とどう向き合ってきたのか。明治期の怪談の流行から1970年代のオカルトブーム、そして現代のポップカルチャーまで、21世紀になってもなおその領域を拡大し続ける「闇」の領域――怪異が紡いできた近現代日本の文化表象を多角的視座から探究した決定版。

第1部 怪異の近代
第1章 怪談の近代
第2章 心霊としての「幽霊」――近代日本における「霊」言説の変容をめぐって
第3章 怪談を束ねる――明治後期の新聞連載記事を中心に
第4章 心霊データベースとしての『遠野物語』
第5章 田中守平と渡辺藤交――大正期の霊術運動と「変態」
第6章 霊界からの声――音声メディアと怪異
第2部 オカルトの時代と怪異
第7章 心霊を教育する――つのだじろう「うしろの百太郎」の闘争
第8章 オカルト・エンターテインメントの登場――つのだじろう「恐怖新聞」
第9章 オカルトの時代と『ゴーストハント』シリーズ
第10章 カリフォルニアから吹く風――オカルトから「精神世界」へ
第11章 「学校の怪談」の近代と現代
第12章 幽霊はタクシーに乗る――青山墓地の怪談を中心に
第3部 ポップカルチャーのなかの怪異
第13章 薄明を歩む――熊倉隆敏『もっけ』
第14章 ご近所の異界――柴村仁『我が家のお稲荷さま。』
第15章 学校の異界/妖怪の学校――峰守ひろかず『ほうかご百物語』
第16章 キャラクターとしての都市伝説――聴猫芝居『あなたの街の都市伝鬼!』
第17章 境界者たちの行方――「もののけ姫」を読む

【4月28日発売】

『小説の生存戦略―ライトノベル・メディア・ジェンダー』

大橋崇行・山中智省編著/青弓社

https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787292551/

[内容紹介]

映画、マンガ、アニメ、ゲーム、テレビドラマ、ウェブサイト――活字で書かれた小説でなくても、現代文化では様々なメディアを通じて物語が発信され、受容されている。多様な表現ジャンルの価値がフラットになるいま、小説にはどのような可能性があるのか。

現代の小説の枠組みを確認するために、マンガやアニメ、ゲームなどのサブカルチャーを雑食的に取り入れて発展・成熟を遂げてきたライトノベルの方法や様式を検証する。そのうえで、ジャンル間を越境してコンテンツを接続するメディアミックスのあり方、図書館や教育での小説の位置、ジェンダーや2・5次元との関係性などを照らし出す。

小説が現代の多様な文化のなかで受容者を獲得し拡張する可能性、サバイブする戦略を、多角的な視点から解き明かす。


【12/14・15開催】コンテンツ文化史学会2019年度大会:史実のトキワ荘とコンテンツとしての「トキワ荘」~現在進行形の神話として(目白大学新宿キャンパス)

2019/11/24

【趣旨】

豊島区南長崎に存在したトキワ荘(1981年解体)は、手塚治虫をはじめとして、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫らが住んでいたことで知られる。彼らの作品や、その後のドラマ・アニメ・小説などで、マンガ家の聖地として取り上げられ、現在でもその跡地を訪れる人も多い。

トキワ荘を取り上げた作品の多くは、実際にトキワ荘に住んでいた/訪問した人による「ドキュメンタリー」として作られており、当時居合わせた人間にしか分からないようなリアリティのあるディティールが描写される。しかし、様々な作品で描写されるトキワ荘の姿は、決して同一のものではなく、作品中の要請に応じてディフォルメされている。

現在では、トキワ荘の復元施設として「(仮称)マンガの聖地としまミュージアム」の建設が進められており、文化施設であると同時に、マンガ研究、さらにはコンテンツ文化史研究にとっても重要な拠点となることが期待されている。なお、トキワ荘の復元には計画当初から、目白大学メディア学部メディア学科(前:社会学部メディア表現学科)がアカデミックな観点から連携しており、すでに産業振興・地域活性化・人材育成の方面で蓄積を重ねている。 本大会では以上を踏まえ、これまでコンテンツ文化史学会で議論されてきた場所・史実とコンテンツとの相関性について具体的・実際的に検討するため、目白大学メディア学部メディア学科と共同(共催)で、「史実のトキワ荘とコンテンツとしての「トキワ荘」~現在進行形の神話として」と題し、トキワ荘の聖地としてのイメージがどのように形成されてきたのかを多角的な視野から検討したい。

【開催要項】

日時:2019年12月14日(土)・15日(日)
場所:目白大学新宿キャンパス 研心館ホール
https://www.mejiro.ac.jp/univ/campuslife/shinjuku/life/campus_map/
会費:会員無料 非会員:500円(2日分)
共催:目白大学メディア学部メディア学科

参加登録はコチラ

【タイムテーブル】

1日目:12/14(土)13:00開場/13:30開会
大会シンポジウム「史実のトキワ荘とコンテンツとしての「トキワ荘」」

大会趣旨説明 山中智省(目白大学人間学部子ども学科)

テーマ報告1 鷲谷正史(目白大学メディア学部メディア学科)

テーマ報告2 小出幹雄(としま南長崎トキワ荘共働プロジェクト協議会)

テーマ報告3 橋本一郎氏(作家・マンガ原作者)

2日目:12/15(日)10:00開場/10:15開会
個別報告・セッション報告・エクスカッション

川崎瑞穂(東京電機大学)
「キャラソンの「誕生」―芸能史研究からみたコンテンツ文化―」

鈴木真奈(近畿大学)
「日本のマイコンブームの担い手は誰であったのか―個人をユーザーの単位とするコンピュータの黎明期を再考する―」

神谷和宏(北海道大学国際広報メディア・観光学院)
「「物語の稀薄化」の表象としての東京ディズニーランド」

セッション報告「#承認が生み出すコンテンツ文化」
―中村香住(慶應義塾大学大学院社会学研究科)
―関根麻里恵(学習院大学大学院人文科学研究科)
―山内萌(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科)

エクスカーション(トキワ荘跡地・マンガの聖地としまミュージアム・トキワ荘通りなど)

【文責:山中】


イベント記録・告知(ライトノベル関連)

2019/08/09

2019年6月24日(月)~8月2日(金)まで目白大学新宿図書館で開催された、特別企画展示・講演会「活字+αの世界―ライトノベル×児童文学×サブカルチャー―」。その関連ツイートをまとめましたので、実際にご覧になられた方もそうでない方も、展示・講演会の様子をふり返る機会にして頂けましたら幸いです。

2019年8月12日(月・祝)に新宿のLive Wire HIGH VOLTAGE CAFEにて、「ホラー・アカデミア#8 ライトノベル・ライト文芸のなかの「怪異」―怪談文芸の行方―」が開催されます。現在も参加受付中ですので、ご興味のある方はぜひご検討ください。

ライト文芸では、怪異は花盛りである。イケメンの妖(あやかし)たちが人間社会に入り込み、旅館や喫茶店、和菓子屋から不動産業、さらにはクリニックまで、ありとあらゆる業種で活躍し、女性読者を魅惑する。一方、ライトノベルでは、怪異怪談系は退潮気味であるものの、非日常世界を日常に変える異世界系の物語が大人気である。

そこで今回は、『ほうかご百物語』でライトノベル作家としてデビューしたのち、『絶対城先輩の妖怪学講座』シリーズで人気を博し、さらに近年は『妖怪解析官・神代宇路子の追跡』『新宿もののけ図書館利用案内』『STAiRs, be STAR! 怪談アイドルはじめます。』を立て続けに発表して波に乗る峰守ひろかずさん、そして近現代日本文学研究者にしてラノベ作家、さらにはライトノベル研究会を主導するという、もはや八面六臂の怪異にしか見えないご活躍の大橋崇行さんをお招きし、現今のライトノベル界、ライト文芸界における「怪異」について、ご自身のお仕事も含めて、縦横無尽にお話しいただく予定である。

【文責:山中】


【参加受付中】講演会「ライトノベルという出版メディア―活字+ビジュアルの力が読者を掴む!?―」7/20(土)14:00~15:30 @ 目白大学新宿図書館

2019/07/13

現在、目白大学新宿図書館で開催中の特別企画展示「活字+αの世界―ライトノベル×児童文学×サブカルチャー―」の関連講演会が、7月20日(土)の午後、同図書館にて行われます。ご興味のある方はぜひお越し頂けましたら幸いです。当日は『ライトノベル・フロントライン』(青弓社)や拙著『『ドラゴンマガジン』創刊物語』(勉誠出版)の特別価格による販売や、ギャラリートークもございます。

なお、学外の方は事前のお申し込みが必要になります。詳細につきましては、同図書館HPをご覧ください。

<関連講演会>
「ライトノベルという出版メディア―活字+ビジュアルの力が読者を掴む!?―」
講演者:山中智省(人間学部子ども学科専任講師)

日時:2019年7月20日(土)14:00~15:30
場所:目白大学新宿図書館 本館2階閲覧室
※学外の方は事前申込が必要です(電話・メール等)。
※詳細はコチラ

【文責:山中】


【告知】特別企画展示「活字+αの世界―ライトノベル×児童文学×サブカルチャー―」(目白大学新宿図書館・6/24~8/2)

2019/05/26

目白大学新宿図書館では来る6月24日(月)から8月2日(金)にかけて、特別企画展示「活字+αの世界―ライトノベル×児童文学×サブカルチャー―」を開催することとなりました。企画・監修は、同学人間学部子ども学科の山中が担当致します。

期間:2019年6月24日(月)~8月2日(金)
会場:目白大学新宿図書館 1階ブラウジングコーナー

※学外の方も見学可(図書館受付にて手続きあり)

<本展示のテーマと内容>

今年のテーマは「活字+α」です。たとえば小説の場合、作家が紡いだ物語は必ずしも、活字のみで出版されているとは限りません。実際に図書館や書店の棚に並ぶ本に目を向けたなら、挿絵や表紙イラストなど、何らかのビジュアル要素を伴って出版された作品が少なくないことに気づくでしょう。こうした活字+αがもたらす力は、物語を魅力的なものにすることはもちろん、数多くの読者を作品に惹きつける原動力となってきました。また、複数のメディアを横断するメディアミックス、SNSを介した作家/読者同士のコミュニケーションなどが活発に行われている昨今では、+αされる要素はもはや一冊の本の範疇にとどまらず、多様性を増していると言えます。そんな「活字+αの世界」に迫るため、本展示では若年層向けエンターテインメント小説として知られているライトノベル、児童文庫やアニメ絵本を中心とした児童文学、さらには両者と関りを持つサブカルチャーを取り上げ、お互いの接点にも着目していきます。

なお、展示物については上記の通り、ライトノベル、児童文庫やアニメ絵本などを中心に、作品の単行本や関連資料を展示予定です。また、今回はラノベ好きバーチャルYouTuberとして知られる本山らのさんにもご参加を頂き、本展示用の特別動画の放映も行います。

<関連講演>

「ライトノベルという出版メディア―活字+ビジュアルの力が読者を掴む!?―」
講演者:山中智省(人間学部子ども学科専任講師)

日時:2019年7月20日(土)14時~15時30分
場所:目白大学新宿図書館 本館2階閲覧室
※学外の方は事前申込が必要(電話・メール等)

アクセス情報
目白大学新宿キャンパス
目白大学新宿図書館

ご興味のある方はぜひ、ご来場頂けましたら幸いです!!

【文責:山中】


【12/25まで】企画展示「ナウシカ誕生とその時代展 ―アニメ雑誌『アニメージュ』の周辺から―」が開催中。今ではなかなか目にすることができない貴重な資料も多数展示しています。

2018/12/19

目白大学新宿図書館では現在、山中が担当する人間学部子ども学科専門教育科目「子ども文化論」と連動した企画展示「ナウシカ誕生とその時代展 ―アニメ雑誌『アニメージュ』の周辺から―」を開催中です。

12月14日(金)から始まった後期展示では、映画『風の谷のナウシカ』公開当時の『アニメージュ』雑誌付録やメディアミックス関連資料を中心に展示しています。学外の方でも見学可能ですので、ご興味のある方はぜひお越し下さい。

開催日:2018年12月3日(月)~12月25日(火)
時 間:[月~金] 21:00まで、[土] 17:00まで、[日] 休館
場 所:目白大学新宿図書館 本館1F PC室前スペース

詳細はコチラ(目白大学新宿図書館)まで。

【文責:山中】


研究会メンバーの執筆活動紹介

2018/08/30

■【重版出来】大橋崇行(著)小曽川真貴(監修)『司書のお仕事』(勉誠出版)

司書のお仕事―お探しの本は何ですか? (ライブラリーぶっくす) 司書のお仕事―お探しの本は何ですか? (ライブラリーぶっくす)
大橋崇行 小曽川真貴

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■【新刊】西條八十(著)芦辺拓(編)大橋崇行(校訂)『西條八十集 人食いバラ 他三篇』(戎光祥出版)

戦前~戦後にかけて多くの作品が発表された少年・少女向けの奇想ミステリ文学を作家別にまとめたアンソロジーシリーズ刊行開始!発表当時に人気を集めた作品のみならず、文学的価値の高さ、内容的のユニークさなどから選定。文芸ファン、ミステリファン、児童文学ファン必読の作品ラインナップです。(出版社HPより)

西條八十集 人食いバラ 他三篇 (少年少女奇想ミステリ王国1) 西條八十集 人食いバラ 他三篇 (少年少女奇想ミステリ王国1)
西条八十

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■【新刊】『文藝別冊 氷室冴子』(河出書房新社)

『クララ白書』『なんて素敵にジャパネスク』『海がきこえる』『銀の海 金の大地』――没後10年、愛され読み継がれる小説家・氷室冴子の軌跡と魅力に迫る、総特集!(出版社HPより)

氷室冴子: 没後10年記念特集 私たちが愛した永遠の青春小説作家 (文藝別冊) 氷室冴子: 没後10年記念特集 私たちが愛した永遠の青春小説作家 (文藝別冊)
氷室冴子 新井素子 飯田晴子 伊藤亜由美 榎木洋子 榎村寛之 荻原規子 菊地秀行 木村朗子 久美沙織 近藤勝也 嵯峨景子 須賀しのぶ 菅原弘文 高殿円 田中二郎 俵万智 辻村深月 ひかわ玲子 藤田和子 堀井さや夏 三浦佑之 三村美衣 群ようこ 山内直実 柚木麻子 夢枕獏

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【文責:山中】


【告知】コンテンツ文化史学会2018年第1回例会:ビブリオトーク×書評セッション「コンテンツ研究を書籍にする」(7/21@東京女子大学)

2018/07/14

コンテンツ文化史学会では、昨年度から「コンテンツ文化史研究の未来」をめぐって研究会を重ねてきました。今回の例会では、コンテンツ文化の研究に関して著作を執筆された三名によるビブリオトーク(書籍紹介)と、若手研究者のお二人(最近、書籍を公刊)による書評を行います。その後に、「コンテンツ研究を書籍化するにあたって」というトークセッションを開催し、コンテンツ研究と書籍の未来について考える会にしたいと思います。関連研究に従事している方や、それらを志している学生のみなさん、そして出版執筆関係者など、多方面からの参加をお待ちしております。

※ライトノベル研究会からは嵯峨景子氏、山中智省氏が参加致します。

日時:7月21日(土) 15:00~17:30
場所:東京女子大学 9号館9104教室
費用:例会は無料、懇親会は実費(学生・院生・非常勤職の方は負担軽減)

参加登録はコチラ

内容

1.登壇者の著作についてのビブリオトーク×書評
2.トークセッション「コンテンツ研究を書籍化するにあたって」

登壇者

岡本健(奈良県立大学)
玉井建也(東北芸術工科大学)
山中智省(目白大学)
評者:嵯峨景子(明治学院大学)田島悠来(帝京大学)
司会:堀内淳一(皇學館大学)

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【文責:山中】


【イベント】5/31★ライトノベルと図書館の意外なカンケイ★ 大橋崇行さん×小曽川真貴さん×山中智省さん×嵯峨景子さんトークイベント:『司書のお仕事』(勉誠出版)刊行記念

2018/05/18

5月31日(木)の夜、八重洲ブックセンター本店にて『司書のお仕事』刊行記念トークイベント「ライトノベルと図書館の意外なカンケイ」を開催することが決定しました。平日開催となりますが、ご興味のある方はぜひご参加ください!!

【日時】2018年5月31日 (木) 19:30~20:40(開場19:00)
【会場】八重洲ブックセンター本店 8F ギャラリー
【参加費】入場料:500円(税込)※当日会場入口にてお支払いください。
【募集人員】50名(お申し込み先着順)※定員になり次第、締め切りとなります。

お申し込み方法の詳細はコチラ

【内容】
ライトノベル研究者・作家らが、ライトノベルの変遷について触れながら、図書館とライトノベルの「カンケイ★」などを紹介。「なぜ図書館にライトノベルが収蔵されにくいのか」などの疑問にも現役司書さんがお答えします。

【登壇者】
登壇者は、大橋崇行(作家・東海学園大学准教授)、小曽川真貴(犬山市立図書館司書)、山中智省(目白大学専任講師)、嵯峨景子(明治学院大学非常勤講師ほか)の4名となります。

【来場特典】
特製イラストブロマイド2枚をプレゼント

どうぞよろしくお願い致します!!

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