ライトノベル翻訳事情 韓国編(1)

ライトノベル研に顔を出してもらった韓国のジョンさんと少しメールでやりとりをしていました。「日本のライトノベルの多くは韓国にそのまま翻訳されている」という説明を、感心しながら読んでいたのですが、それだけではライトノベル「研究会」っぽくないのでジョンさん御好意に甘えて、確認してみました。

以下の30作品は2003年から2008年にかけての5年間、日本で人気のあった/評価を受けたライトノベルを集計して順位をつけたものです。(『このライトノベルがすごい!2005』から『同 2009』の作品ランキングを用いています。)この表をジョンさんに示しながら、「この中で韓国で翻訳出版されていないライトノベルはどれですか?」と聞いてみたのです。

1 涼宮ハルヒ
2 キノの旅
3 フルメタル・パニック!
4 「戯言」シリーズ
5 狼と香辛料
6 灼眼のシャナ
7 とらドラ!
8 ”文学少女”
9 空ノ鐘の響く惑星で
10 AHEADシリーズ 終わりのクロニクル
11 とある魔術の禁書目録(インデックス)
12 半分の月がのぼる空
13 バッカーノ
14 ゼロの使い魔
15 されど罪人は竜と踊る
16 バカとテストと召喚獣
17 黄昏色の詠使い
18 「ムシウタ」シリーズ
19 BLACK BLOOD BROTHERS
20 七姫物語
21 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
22 悪魔のミカタ
23 デュラララ!!
24 マリア様がみてる
25 ウィザーズ・ブレイン
26 砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない
27 GOSICK -ゴシック-
28 流血女神伝
29 人類は衰退しました
30 銀盤カレイドスコープ

回答は「30冊について確認しましたが、ウィザーズ・ブレイン以外はすべて韓国で翻訳出版されていることを確認しました」。
、、、、、恐れ入りました。
ジョンさんからはソウルの本屋さんでのラノベ売場の写真も送って貰いました。

これは確かに日本のラノベ売り場と同じですね。こうなれば、現物も確かめるしかありません。韓国ではAmazonが進出していませんが、ネット書店は発達しており海外配送可能なものもありました。韓流グッズを手に入れるためのノウハウサイトなども参考にしながら、ハングル文字と格闘して手に入れたのが、下記のライトノベル翻訳本。とりあえず6冊を買ってみましたが、表紙+カラー口絵+イラスト+著者後書という4点セットがそのまま踏襲されていました。

アメリカでの翻訳事情見てきたような、妥協がまったく見られません。ストレートにライトノベルの出版形態がそのまま持ち込まれているように見えます。もっとも、版形は文庫本さいずよりやや大きく12.2 x 18.0 cmでした(文庫本サイズは10.5 x 14.8 cm)。「戯言」はもうすこし大きくて(12.5 x 19.7 cm)、ハードカバー。日本の市場でも独自路線を行く講談社ノベルズは外国市場でも独自路線を貫いている模様です。

ここまで調べて気がついた話なのですが、6冊中4冊が「NT Novel」というレーベルでした。もうちょっと出版社とレーベルを散らして購入するべきでしたね。もう一度ハングルと格闘するか少し考えています。

(報告:太田、取材協力:ジョン・テホ)

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