海外の涼宮ハルヒ

「世界同時発売」という触れ込みだった『涼宮ハルヒの驚愕』でしたが、発売された13カ国というのがどうもはっきりしません。分かっているのは日中(簡体・繁体)韓の四言語発売だったというところまでです。サンフランシスコのチャイナタウンの書店にも卸したのでアメリカもカウントしているとか、そういう話なのかと勝手に想像していますが、何かご存知の方がいれば、教えて頂ければと思います。

上にあげた表紙は、左上から右下へ日本語、ハングル、繁体、簡体ということになります。すべて体裁を揃えています。
日本語はもちろん文庫本ですが、他は13cm x 19cmの版型。

もっとも、ライトノベルの『ハルヒ』の翻訳は英語、フランス語、スペイン語でも行われています。(マンガ版ならさらに多くの国で出版されているでしょうが、それは置いておきます。)フランス語は大手のHachette社、英語ではその傘下にあるマンガ出版社YenPressが出版しました。英語版がどの程度売れているのかは不明ですが、少なくとも第6巻の『動揺』までは出版予定なので商売として成立はしているのでしょう。片やフランス語版は第一巻の『憂鬱』が出たきりで、続刊が出る様子は無いので商売として成立しなかったようです。フランスと言えば、クールジャパンに恋をしてしまって日本のマンガ・アニメを中心としたサブカルチャーが若者文化を席巻しているみたいなイメージも一部報道されてはいますが、ライトノベルについては浸透していないのが現状です。スペインについては、まだ調べていません。

アメリカでは、ソフトカバーの普及版とハードカバーの「コレクター版」の二通りが発売されています。中身はほとんど同じで、日本語版オリジナルのカラーイラストや、本文イラストもそのまま使われています。一方、フランス語版はカラーイラストも本文イラストもありません。そして、「日本では、学校は4月に始まる」みたいな訳注まで入っています。書籍としての体裁をあくまでも守りたいんでしょうか。おまけに、amazon.frの読者コメントを読むと「文法の間違いが数カ所あった」みたいなことを指摘していて、読者も「正しい文章」に固守して、崩れた文体を認めない御様子。文学の国フランスでのライトノベルの道は険しそうです。

上の画像は、左から英語版”The melancholy of the Haruhi Suzumiya” YenPress, 2009, 14cm x 21cm、同コレクター向け豪華版、下段がフランス語版”La Melancolie de Haruhi Suzumiya” Hachette, 2009, 13.5cm x 20cm

(投稿:太田)

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